田原俊彦初の生配信ライブ!
『哀愁でいと』から40年。昭和デビューのアイドルが
コロナ禍で魅せた至極のエンターテインメント [3/9]
2020/08/31
、MCタイムで笑いをとりながら盛り上げていくのがトシちゃん流だ。ところが、無観客の配信ライブには客席の反応がない。本人もMCで、その寂しい状況を自虐ネタにしていた。だが、実は観客がいないのは昭和の歌番組も同じだ。最多出演記録(246回)を誇る『ザ・ベストテン』(TBS系)や、158回も出演した『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)も無観客だったのだ。無観客空間で常にテレビカメラを意識しながら暴れるのは、昭和のスーパーアイドルには朝飯前だ。このライブでの田原の動きはコンサートではなく、完全に歌番組モードだった。
往年の神曲を歌い踊る。振り付けは当時のまま!
真っ赤なノースリーブの夏仕様の衣装に着替えた田原は、引き締まった二の腕をあらわにしつつ、視聴者を80年代へのタイムトラベルに誘う。シングルメドレーのスタートだ。まずはデビュー曲「哀愁でいと」から。もちろん、キーも、テンポも、振りも1980年と変わらない。「哀愁でいと」と来れば次は当然、第2弾シングル「ハッとして!Good」だ。この曲が使われたグリコのCMで、同期デビューの松田
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