【URCレコード50周年記念】日本のロック・フォークの原点、URCレコード50周年記念でトータル21タイトル発売!
スペシャル・コラボ商品も発売決定! [5/13]
2020/01/30
「自由の歌」でもあった。
二つ目のことについて触れようと思う。
「平成」の30年余りの中で最も歴史的な出来事が東日本大震災だったことに異論を挟む人はいないだろう。
工場が被災しCDが作れなくなった。ライブをしたくとも電力事情が許さなかった。「当たり前のこと」が「当たり前ではなくなった」中で音楽に何が出来るか。ミュージシャンだけでなく音楽に関わる全ての人が「生き方」を考えざるをえなくなった。
「URC」のアーティストはほとんどが10代後半から20代前半。彼らに共通していたのは「お手本」がない、ということだった。
「軍歌」や「文部省唱歌」で育った「大人たち」とは相いれない価値観。「僕らの歌がない」ということから始まった。
日本の音楽史上、若者たちの「生き方」が音楽になった最初の例が60年代後半から70年代にかけてのフォークやロックだろう。「URC」は、その最大の拠点だった。「昭和」の若者たちの「どう生きるか」という自問の産物が「URC」だったのだと思う。
彼らがなぜ、こうした音楽を残したのか。
それを知ることで音楽が違って聞こえるに違いない。それは僕らがやらなければ
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